フレンチプレスは体に悪い?コーヒーオイルやフィルターとの違いを解説
フレンチプレスは、初心者でも簡単に美味しいコーヒーを淹れれるので魅力的なコーヒーの抽出方法ですが、フレンチプレスで淹れたコーヒーが体に悪いという話を聞いたことはないでしょうか?
フィルターでコーヒーをろ過するドリップコーヒーと違い、フレンチプレスはコーヒー豆の全ての成分が全てカップに注がれるので、体に悪い成分も入っているのではないかと思ってしまいますよね。
この記事では
- フレンチプレスとは?
- フレンチプレスは体に悪い?
- フレンチプレスとフィルタードリップの違い
- フレンチプレスのコーヒーの味は?
- フレンチプレスでいれたコーヒーの成分
など、フレンチプレスやフレンチプレスで淹れたコーヒーが体に悪いのかについて詳しく解説しています。
この記事を読めば、フレンチプレスがどのように健康に影響を与えるのかがわかるので、ぜひご覧ください!
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フレンチプレスとは?
フレンチプレスとは、コーヒーの抽出方法の一つです。
フレンチと名前がついている通り、フランス発祥の抽出方法になります。
下記のような専用の器具を使ってコーヒーを抽出するのが、フレンチプレスの特徴です。
フレンチプレスでは、コーヒー豆と熱湯をガラスの容器に入れ数分間浸した後、プレスを押して豆を分離します。
フレンチプレスで抽出するとコーヒーの油分や香りを逃さずに抽出できるため、リッチでフルボディな味わいのコーヒーが楽しめます。
ペーパードリップはクリアな味わい、フレンチプレスは重厚な味わいのコーヒーとペーパードリップとは両極にある抽出方法と言えるでしょう。
また、フレンチプレスの特徴としては、淹れる人によって味が変わりにくいという特徴があります。
コーヒー豆を熱湯に入れて浸すだけなので、誰でも美味しいコーヒーを淹れることができます。
誰でも美味しいコーヒーができるのは、大きなメリットですよね。
コーヒーを自分で初めて淹れるという初心者の方におすすめの抽出方法でもあります。
フレンチプレスは体に悪い?
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、コレステロールを上昇させるカフェストールが多く含まれています。
そのためフレンチプレスでいれたコーヒーは、体に悪いと言われることがあります。
フィルターでろ過するドリップコーヒーに比べて、フレンチプレスのコーヒーはカフェストールが30倍多く含まれています。
コレステロール値が気になるという方は、ドリップコーヒーでコーヒーを楽しむようにしましょう。
フレンチプレスとフィルタードリップの違い
フレンチプレスとフィルタードリップでは、抽出方法が異なるのでコーヒーの味や風味に違いが出ます。
フレンチプレスは、コーヒー豆に熱湯を注ぎ一定時間漬けてコーヒーを抽出します。
これに対してフィルタードリップは、コーヒー豆の上に熱湯を少しずつ注ぎコーヒー豆に熱湯を通過させてコーヒーを抽出します。
フレンチプレスは、プレスでコーヒー豆を分離させたコーヒーをそのままカップに注ぐので、油分や微粉がろ過されずそのままコーヒーの成分として含まれます。
そのため、フレンチプレスで淹れたコーヒーは、コーヒー本来の味や香りがより強く感じられます。
一方、フィルタードリップで淹れたコーヒーは、フィルターでろ過されるのでクリアな味わいになるのが特徴です。
どちらの方法もそれぞれの特徴があり、自身の好みに応じて選ぶと良いでしょう。
フレンチプレスのコーヒーの味は?
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、豊潤な香りと深い味わいが特徴です。
ここでは、フレンチプレスのコーヒーの味について解説していきます。
では、それぞれ解説していきますね!
酸味
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、ドリップコーヒーに比べて酸味が抑えられる傾向にあります。
使用する豆や豆挽き方によって変わりますが、フレンチプレスは基本的に濃厚なコーヒーになりやすいです。
濃厚なコーヒーというのは、コーヒーの味が濃いというイメージですね。
そのため、苦味の方が強く出ると個人的に感じています。
酸味が欲しいという方は、酸味の強い豆を使ったり抽出するお湯の温度を下げるなど工夫してみましょう。
苦味
フレンチプレスで淹れたコーヒーには、苦味が強く出る傾向にあります。
抽出し始めて少し時間が経ってから、コーヒーの苦味成分が抽出されます。
コーヒー豆を熱湯に漬けてしっかりと成分を抽出するフレンチプレスは、苦味成分が抽出されやすいのです。
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、コーヒーオイルも含まれるためまろやかな味わいにもなります。
そのため、苦味は強いけれども口当たりの良い飲みやすいコーヒーという特徴があります。
酸味と同様に、豆の種類や挽き方・抽出するお湯の温度を変えるなど工夫をして自身の好みにあったコーヒーを楽しみましょう。
雑味
フレンチプレスでコーヒーを淹れると雑味が出やすくなる傾向にあります。
ろ過をしないので微粉を含めた全ての成分が入ったコーヒーになります。
そのため、過抽出された時などはダイレクトに雑味を感じてしまうのです。
不要な雑味が出る原因として、挽き方や温度が挙げられます。
雑味を感じる場合は、豆のひき方をより粗挽きにすると雑味を抑えることが可能です。
また、お湯の温度が高すぎると過抽出になりやすいのでお湯の温度を下げるのもいいでしょう。
フレンチプレスは直接豆とお湯が触れ合うため、抽出方法を工夫することでよりクリアな味わいを楽しむことができます。
フレンチプレスでいれたコーヒーの成分
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、ペーパードリップやネルドリップのようにフィルターを通していないので、フレンチプレス特有の成分がいくつか含まれています。
- カフェストール
- コーヒーオイル
- カフェイン
- クロロゲン酸
カフェストールとコーヒーオイルがフレンチプレスで淹れたコーヒー特有の成分です。
この2つはフィルターを通すと取り除かれるので、フレンチプレスで淹れたコーヒーにのみ含まれています。
カフェストールは、コレステロール値が上がる作用があるので、コレステロール値が気になる方は気を付けましょう。
コーヒーオイルは、コーヒー豆に含まれている油分のことです。
コーヒーオイルが含まれているコーヒーは、まろやかな口当たりや風味になるのでコーヒーの味へ影響します。
カフェインやクロロゲン酸は、抽出方法に関係なく全てのコーヒーに含まれています。
カフェインレスコーヒーの場合は、カフェインは除去されていますが、それ以外のコーヒーには必ず入っています。
カフェインやクロロゲン酸の効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。
コーヒーの健康効果や成分についてもっと知りたい方は、ぜひご覧ください!
関連記事:ブラックコーヒーの健康効果は何がある?効果を高める飲み方やタイミングを解説
フレンチプレスの美味しい淹れ方
- コーヒー豆の挽き方は中挽き以上
- お湯の温度は93度から96度
- コーヒー200mlに対してコーヒー豆は10~12g
- お湯を注いでから4分待つ
- 抽出中は何もしない
フレンチプレスでコーヒーを淹れる際は、まず適切な粗さのコーヒー豆を選びます。
一般的には中挽きが最適とされています。
フレンチプレスの場合、細挽きや極細挽きの豆を使用すると金属フィルターで濾すことができずに大量の微粉がカップに注がれてしまいます。
なので、フレンチプレスで抽出する場合は中挽き以上のコーヒー豆を使用しましょう。
注ぐお湯の温度は、93度から96度の熱湯が最適です。
コーヒー豆の量は、コーヒー200mlに対して10~12gがおすすめです。
コーヒー豆の量や挽き方については、好みに合わせてアレンジしてください。
お湯を注いだ後は、4分間待てば完成です。
ポイントとしては、何もせずに待つことです。
途中でかき混ぜたり、ポットを傾けたりしないようにしましょう。
この点を注意すれば、毎日簡単にフレンチプレスで美味しいコーヒーを楽しむことができます!
コーヒーオイルは体に悪いのか?
コーヒーオイルが体に及ぼす影響については、使用する抽出方法によって異なります。
特に、フレンチプレスで淹れたコーヒーには、他の抽出方法と比べてコーヒーオイルが多く含まれています。
これらの油分には、体に良い影響を与える抗酸化物質も含まれていますが、過剰摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があります。
とはいえ、フレンチプレスで抽出したコーヒー1杯に含まれるコーヒーオイルの量は、1~2gほどなので過剰摂取になる心配はほぼないと言っていいでしょう。
個人の健康状態や体質によっても影響は異なるため、自分に合ったコーヒーの飲み方を見つけることが大事です。
コーヒーオイルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
気になる方は、ぜひご覧ください!
関連記事:コーヒーオイルは体に悪い?健康・美容へのデメリットを解説
フレンチプレスのQ&A
フレンチプレスは、簡単に美味しいコーヒーを抽出することができる道具ですが、フレンチプレスで抽出したコーヒーは体に悪いのではないかと心配されることもあります。
フレンチプレスでコーヒーを淹れる際には、細かいコーヒー粉がフィルターを通過するため、ドリップコーヒーに比べて多くの成分がカップへ注がれます。
ここでは、フレンチプレスのコーヒーについてのみなさんが気になりそうなQ&Aにお答えしていきます。
フレンチプレスのコーヒーは発がん性がある?
フレンチプレスで淹れたコーヒーに発がん性があるという科学的に明確な根拠はありません。
フレンチプレスのコーヒーはフィルターを使用しないため、コーヒー豆の油分が多く含まれます。
酸化した油を摂取すると発がん性物質であるアセトアルデヒドを体内で生成するリスクがあります。
そのため、コーヒーオイルが酸化した場合にも同様のリスクがあると懸念されているのでしょう。
ただし、アセトアルデヒドのリスクが発生する油の酸化は、臭いが変化するほどのレベルです。
コーヒーでそのレベルの酸化となると2~3日常温で放置するぐらいになります。
なので、普通にコーヒーを飲む分にはコーヒーオイルの酸化による発がん性リスクは、気にしなくていいでしょう。
金属フィルターでドリップしたコーヒーの健康への影響はある?
金属フィルターを使用したコーヒーが健康に影響が出るということは、ほとんどないでしょう。
基本的にフィルターに使われている金属は、熱湯をかけても大丈夫なように作られています。
微量の金属がコーヒーに溶けるということは考えられますが、体調に影響が出るほど溶けるということはないです。
コーヒーの金属フィルターが体に悪いほど金属が溶けているとなると金属の鍋やフライパンを使う料理も同様に体に悪いということになりますからね。
金属フィルターによる健康の影響は気にしなくてOKです。
スタバのフレンチプレスはおすすめなの?
スターバックスでもフレンチプレスで抽出されたコーヒーを注文することが可能です。
「コーヒープレス」という商品を注文すれば、フレンチプレスのコーヒーが注文できます。
また、スタバのコーヒープレスはカップ1杯分ではなく、抽出されたコーヒーが入ったフレンチプレスの器具とコーヒーカップが提供されます。
価格も520円とお手頃なので、一度フレンチプレスのコーヒーを体験したい方は、スタバで注文してみましょう!
フレンチプレスは体に悪いわけではない!
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、フィルターを通さないのでコーヒー豆の豊かな風味や香りを最大限に引き出します。
その反面、コーヒー豆の成分がほぼ全てカップに注がれることになります。
そのため、コレステロール値を上昇させる成分などが含まれることもあります。
ただ、著しく健康に影響を与える量ではないので、どうしてもコレステロール値が気になるという方は、気を付ければいいでしょう。
健康な人にとっては、フレンチプレスのコーヒーが体に悪い影響を与えるわけではないので、気にせずフレンチプレスのコーヒーを楽しみましょう!